宇土の果実と天草の海が出会う塩。
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ネーブルピール百(果実塩)が生まれるまでの物語
熊本県宇土市・網田。
潮風が香り、太陽がきらめくこの地は、古くから「ネーブルのふるさと」と呼ばれてきました。
その豊かな自然の中でネーブル文化の継承に取り組むジャパンネーブル協会(宇土市網田)と、地域のヒト・モノ・コトをつなぐウトマチ百貨店が出会い、“香りでつながる”ひと粒の塩が生まれました。
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その名はネーブルピール百(果実塩)。
使用するのは、熊本県天草市牛深町茂串の海水を、太陽と風の力だけで結晶化させた天日干し塩。
宇土の果実と天草の海——県内二つの恵みが、ゆっくりと時間をかけてひとつの味へと結ばれています。

皮を捨てず、香りを生かす。
ネーブルジュースを搾った後の皮。
その多くはこれまで活用されずに、静かに姿を消していました。しかし本当の香りの源は、その皮の中にあります。
“柑橘の女王”と称されるほど豊潤な香りを持つネーブルの皮を細かく砕き、天草の海塩と合わせ、約1ヶ月じっくりと熟成。
その間に塩の角がとれ、口の中で広がるやわらかな塩味と、果実の芳醇な香りが生まれました。
捨てられていた皮に新しい命を吹き込む——小さな再生の味です。

口の中でほどける、果実の香り
ひと粒を舌の上にのせると、塩がやさしく溶け、細やかなネーブルピールを噛むたびに、香りがふわりと立ちのぼります。
海のミネラルが穏やかに響き、ネーブルの清々しい香りがあとを追う。
肉や魚のグリルに、サラダやフライの仕上げに、バニラアイスやチーズケーキにひとつまみ。日常の料理が、香りで満たされる瞬間をお楽しみください。
宇土と天草、二つの恵みを結ぶ一粒
宇土市網田のネーブルと、天草市牛深町茂串の天日干し塩。
それぞれの土地が育んだ個性が、時間の中で穏やかに溶け合い、香りと旨みの調和を奏でます。
これは、ただの調味料ではありません。宇土と天草という二つの地域が、自然と人の手仕事によってつながる——そんな“循環の象徴”でもあります。
一粒に、物語を。
料理の仕上げに、軽くひと振り。やわらかな塩味とネーブルの香りが、いつもの一皿に光を添えます。
宇土の果実と天草の海。その出会いから生まれた、香りの記憶——ネーブルピール百(果実塩)を、ぜひ味わってください。